1. はじめに
皆さんは、書籍を出版してみたいと思われたことはありませんか?
ご自分の仕事のこと、趣味のこと、あるいは自伝、またはご自分が書かれた小説などを書籍にして出版するって魅力がありますよね。
さて、出版は大きく、紙を媒体とした出版と、コンピューター上の電子書籍を対象にした電子出版に大別されます。
私自身は電子書籍が好きで、最近は紙の本はトンと買わなくなりました。それでも、私の周りには、「本を読むなら紙の本だ」とか、「電子書籍というものは、なんだか読んだ気がしない」と言う方が数多くいらっしゃるのも事実です。このため、私のように、読むなら電子書籍だという者でも、自分が書いた書籍をいろんな人にも読んでもらうならば、紙媒体の本がいいということになります。
しかし、出版社に頼んで、紙の本を出版してもらうとなると、数ケ月の期間が必要になりますし、なにより、多大のお金が発生します。
このため、紙の書籍を出版したいが・・と、躊躇してしまわれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、ここでは、無料で紙の本を出版する方法を皆様にお伝えしたいと思います。
2.紙の本を無料で出版する方法
(1)出版社を決める。
インターネットで検索すると、「無料で紙の本を出版する」サイトがいろいろ出てきます。
私はその中で、『パブファンセルフ』というところを使っていますので、ここでは、以下、『パブファンセルフ』での出版の仕方をご紹介していきたいと思います。
『パブファンセルフ』のURLは以下になります。
実は、私は『パブファンセルフ』から、20冊以上の本を無料で出版しています。
次の図1が、私が無料で出版した本の一部です。
(2)アカウントの登録をする。
『パブファンセルフ』の『新規登録』から、アカウントを登録します。
それでは、いよいよ、出版に取り掛かりましょう。ここで、用意するのは以下の3つです。
① 本の内容紹介
② 表紙データ(jpegまたはpng)
③ 作品本編の電子データ(EPUB3形式)
では、これらを順にみて行きましょう。
① 本の内容紹介
これは、文字通り、本の内容を表したものです。私の拙い書籍で恐縮ですが、実例をお見せしたいと思います。
次の図2を見てください。
図2は、私が『パブファンセルフ』から出版した『臨床心理学 論述問題100(基礎編)』という本の、アマゾン通販での販売ページです。
この中で、中央に『今までになかった臨床心理学の論述問題集です。』と書かれており、この文を含め、そこに4行の文章が並んでいます。
本の内容紹介は、書式などは一切決まっていません。ワードやメモ帳などで自由に作成していただければ結構です。
先ほどの図2の左側に、本の表紙の写真が出ていますね。表紙データというのは、これのことです。これも書式等はありませんが、ファイル形式はjpegまたはpngにする必要があります。また著作権フリーのデータを使う必要がありますので注意してください。
私の場合は、自分が撮った写真のデータを使用したり、インターネットの無料画像サイトから画像をコピーしたりして作成しています。
この表紙データが、図3のように、紙の書籍の表紙になります。
③ 作品本編の電子データ(EPUB3形式)
これは、本の中身のことです。
ここで、EPUB(イーパブ)とは、「Electronic Publication」の略で、電子書籍のファイル形式の一つです。EPUBは、国際電子出版フォーラム(IDPF)が策定したオープンフォーマットで、XML、XHTML、CSS、およびZIPに基づいています。
EPUBには、リフロー型とフィックス型の2つの形式があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
リフロー型:テキストの大きさやレイアウトがデバイスに合わせて自動的に変わる形式です。小説などのテキスト中心のコンテンツに適しています。
フィックス型:レイアウトが固定されており、どのデバイスでも同じレイアウトで表示されます。漫画や写真集といった図表が多いコンテンツに向いています。
さて、本の原稿は、ワードで作成すれば充分です。後は、インターネットを検索していただくと、『ワードをEPUBに変換する無料ソフト』がいくつも出てきますので、お好きなソフトを使って、作成された原稿をEPUBに変換していただくだけです。
(4)紙の本を無料で出版する。
後はもう簡単です。『パブファンセルフ』の指示に従って、用意したデータを所定の個所に入力(貼り付け)するだけです。
尚、販売価格も自分で自由に設定することができます。
以上が、無料で紙の本を出版する方法です。
如何ですか? とっても簡単でしょう。
この方法を使って、ぜひ皆さまの書籍を世に送り出してください。
ブラックスワン(黒い白鳥)
実際に起きてしまうと深刻な危機を招く、予測不能でありえないような事象
グレーリノ(灰色のサイ)
いずれ危機を招くと予測されているにもかかわらず、今の時点では軽視されて放置されたままの事象
私が心配するグレーリノ
⑴ アメリカ発の世界的なバブル崩壊
⑵ 日本の財政破綻
⑶ 地球温暖化の加速
⑴アメリカ発の世界的なバブル崩壊
①バブルは崩壊してバブルだった認識される
②バブルの度に『今回は違う』と言われる
③歴史は同じことを繰り返さないが韻を踏む
バフェット指数 (株式時価総額/名目GDPが100%を超える
とバブル領域?)
・株式時価総額(2024年3月末)
アメリカ 55.4兆ドル、日本 6.7兆ドル
・名目GDP (2024年IMF予測)
アメリカ28.8兆ドル 日本 4.1兆ドル
イールドスプレッド (株式益利回りー10年国債金利がマイナ
スになるとバブル領域?)
・株式益利回り(2024年3月末)
S&P500 3.76% プライム 5.43%
・10年国債金利(2024年3月末)
アメリカ 4.20% 日本 0.73%
バブル崩壊前夜? (崩壊直前が最も美味しい?)
・バブルの天敵…金融引き締め アメリカの高金利長期化、
FRB資産の圧縮
・アメリカ商業用不動産価格の下落
・企業決算での失望が続くと危ない!
⑵日本の財政破綻
①政治的に、増税できず、支出拡大圧力は強い(以下)
②今後インフレ要因は多い…インフレになると
・フロー面 インフレによる税収増と金利上昇による利払い費
増との競争
・ストック面 日本銀行を筆頭に金融機関等が償還日までの
評価損に耐えられるか
③程よいインフレで納まるか、本当にハイパーインフレになら
ないか
・日本政府や日本銀行の信任が維持できるか
・財政破綻を回避するためにハイパーインフレを目指すことに
ならないか?
⑶地球温暖化の加速
・既に手遅れ?!
・今すぐCO2排出を止めても温暖化は進む?!
その他の地球温暖化の加速要因
・永久凍土融解
・森林面積減少
・etc.
皆さんはどうの様にお考えでしょうか
時間の感覚と地球の気候変動を考える
泥まみれになりながら遊び回っていた子供のころ、100年前はとてつもなく昔のことで、想像さえできませんでした。しかし、人生も終盤に差し掛かると、何となく時間の感覚が変わってきたように感じます。例えば、万葉集が書かれた1200年以上前の奈良時代についても、朧気ながら理解できるような気がしてきました。近年、温暖化などの急激な気象変動が話題になっているため、少し時間軸を広げて地球の気温変化について本を読み漁ってみました。
地球誕生からの気候変動の歴史
地球は46億年前に誕生したと言われていますが、初期の段階では動物が住める環境とはかけ離れていました。そこで、ある程度環境が安定し、近年研究が進みつつある4億年ほど前からの状況を概観してみます。
酸素濃度 : 30~12%(現在: 20.95%)
二酸化炭素濃度: 15~0.018%(現在: 0.042%)
気温 : 4億年前に遡る気温情報は見受けられませんで
したが、ホモサピエンスが誕生したとされる
20万年前から見ると、-12~+3℃ の間で
変動しています。
大きな変化を経て現在に至っていますが、この変化は自然界の中で起きてきたものです。しかし、現在の気温上昇などの変化はこれらとは異なり、人間による人為的な変化であると考えられており、その意味では地球史上で経験したことのない時代に入っています。
このような変動の中で特筆すべきは、2.5億年前のシベリアでの大噴火により、現在地球上に存在する二酸化炭素の15倍の量が放出されたと言われていることです。これにより大気中の二酸化炭素が一気に数%上昇し、海洋無脊椎動物の属が一気に減少し、残ったのは16%ほどであったとの研究があります。この時代に残った少数の動物は、急激な進化を遂げたと言われています。このように、地球の歴史の中では極めて大きな変化があったことが分かり始めています。
地球の歴史的変動と未来の地形変化:スーパープルームの影響
このように地球の歴史上、大きな変動がありました。これらの変動要因としては、陸地の移動、地軸と公転の変化、隕石、太陽の活動と位置関係などが考えられています。
特に近年研究が進んでいるのはスーパープルームです。これは地球のマントルに生じる対流のうち、最下部のコアとの境界付近から地殻に向かう巨大な上昇流を指します。マントルの最深部もしくは核の外側から発生する巨大な上昇流であり、地殻のプレート(巨大岩盤)が動く原動力となっています。火山活動や大陸の形成・分裂にも影響を与えています。先述の2.5億年前のシベリアの噴火もスーパープルームによるものと考えられています。
スーパープルーム
(島根半島・宍道湖中海ジオパーク推進協議会の資料
地球上の大陸は移動し続けており、3~2億年前に存在したと言われている超大陸パンゲアは、地球上のすべての大陸が一つにまとまっていたとされています。これが現在の各大陸に分離したのもスーパープルームによるものと考えられています。大陸の移動は現在も進行中で、面白いことにオーストラリアは年間約8cm北上していると見られています。単純計算すると、6000万年後には日本に衝突し、さらに押し上げ、日本とオーストラリアがユーラシア大陸と地続きになると見られています。
ホモサピエンスの足跡:地球の進化と未来への問い
ホモサピエンスは約20万年前にアフリカのタンザニアで誕生しました。彼らはアフリカを旅立ち、地球の各地に住処を広げ、約800年前にニュージーランドにたどり着き、地球の隅々まで進出したと言われています。その過程で、気温が現在より高い時代も低い時代も生き抜いてきました。
現在、人類は80億人を超えるまでに増加しましたが、これだけ増えた人類は生物学的に見て新たな進化は難しいと考えられています。増え続けている人口は、今世紀末には約100億人に達し、その後減少すると予想されています。限りある地球と変化する地球環境の中で、奢らずに生きることを再認識する時代に入ったのではないでしょうか。
<1.基本的な考え方>
企業における技術開発とは、「世の中で初めての商品や競合に比べてより優れた製品を市場に投入すること」を通じて、
① 「会社の売上と営業利益を増大さることで社内外の関係者の期待に応え、企業の成長に寄与する」
② 「世の中の各種視点での発展とウェルビーイングに貢献する」
という目的を達成するための活動のひとつと考えることができます。また、戦略は個々の必要な活動を有機的につないで、目的を現実化するために策定した推進計画であるといえます。言い換えると、「こうなればいいな」、「こんな風になりたいな」というビジネスシナリオを考えたときに、そのひとつひとつの要素の確実性を上げ、最後まで成功確率が高いままで推移するための実行プランそのものです。
<2.成功するためのプランの視点>
①MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive;重なりなく漏れなく)という言葉があり、その思想で項目を書き出すことが大切です。ただし、項目として網羅していても個別要素の成功確率を上げてひとつひとつの達成を確実なものにしてつないでゆくことをおざなりにしていると最後まで到達できません。例えば、5つのステップがあって、それぞれの確率が(A)0.99であるとき、(B)0.90であるとき、(C)始めの4項目は0.99であるが、最後のひとつだけが0.50であるときの全体の成功確率は以下のようになります。
(A)0.99×0.99×0.99×0.99×0.99=0.95
(B) 0.90×0.90×0.90×0.90×0.90=0.59
(C) 0.99×0.99×0.99×0.99×0.50=0.48
0.99と0.90はそれほど違わないように思えますが、掛け算の結果は驚くほど異なります。また、ひとつのステップに自信が無いものが混ざり込んだ(C)の場合も同様です。
<3.要素例>
技術開発はそれだけで完結するものではなく、その成果を確実に事業につなぐためには、例えば、企画×【開発】×生産×販売×サービスのようなバトンリレーを始めから意識することが重要です。この場合、個々の取り組みをピックアップしそれぞれ集中して成功をめざすだけでは不十分で、大きなゴールのために各要素を日々連携させて取り組み、全体像を見ながら推進することが肝要となります(1)(2)。単純なバケツリレーだけでは0.90ができても抜けや漏れが起きて、0.99となることの難度大です。
<4.新技術の確立・確保>
そもそも、技術を開発するためには前提となる自己分析(表1)ができている必要があります。
<5.技術宣伝と信用の獲得>
技術開発自体がそれなりにうまくいった際の次のステップとして、その技術や適用した製品を世の中に知ってもらい、信用を勝ち得ることが重要です。広告宣伝は商品の販売だけのものではありません。対象となる技術、ひいては自社をいかに多くの人に優れたものとして知っていただくかという意識(表2)が大切です
<6.調査の視点と体制構築>
各ステップをより効率よく成功させ、スムーズに連携してゆくためには自力(自分都合)だけの視点では不十分といえます。どれだけ良いキャンプ用品を揃えて参加者でいろいろと楽しく語り合っていても、当日の天気や交通路の状況予測、調達する食材や必要なものの段取りができていなければトラブル退治がメインのキャンプになってしまうかもしれません。以前に比べて格段に多くの情報がネットを通じてかつ多くが無償で入手できるようになりました。ただし、信頼性や鮮度については玉石混交であり、生成AIを使ったとしてもこれまで以上に情報を取捨選択する能力が問われる時代となりました。その中で、やはり頼るべきものは適切な情報ソース(表3)です。
特に、調査においては自社技術に直接かかわるものだけでなく、顧客業界やその先の産業、さらには社会動向にどうつないで理解するかという視座が求められます。また、調査に生成AIを使う際には、その価値と同時に各種リスクを十二分に理解したうえで「使いこなす」というレベルに自社のスキルを徹底的に鍛えることが必須です。
<7.確率をさらに上げるための項目>
これらの取り組みをより確からしい成果につないでゆくためには、さらに多種の項目(表4)に気を配らねばなりません。
特に、研究開発と前後の各ステップのための人財確保が成功への大前提です。適切な投資を行って人財を育成し獲得してこそ、各項目を計画し、実行し、継続対応できる組織を構築できます。
<8.あとがき>
本コンテンツが、開発レベルのさらなる向上を志向され、あるいは、下請け型企業から開発型企業への転換をめざしておられる皆さまのご参考になれば幸いです。
【参考文献】
(1)「新技術応用新商品の市場投入戦略立案に必要な視点について」 日本デザイン学会誌 デザイン学研究特集号(P34-39, vol. 22-4, No. 86, 2015)
(2)「企業戦略と政府資料」 月間 政府資料11月号(P35, No. 304,1999)
「保守勢力の台頭」
投稿者:和田敏之 投稿日:2024年3月31日
1)グローバリズムの反動
ご存じのように経済を軸としたグローバリズムが3~40年前
から世界に広がり、主要国の金融システムはそれに合わせて整
備され、製造業は世界適地生産が推進されました。またEUを中
心に安い労働力をもとめ、2000年代初頭から移民を積極的に
受けいれる政策がとられました。しかしその結果、最近では中
国等の専制国家の台頭を許し、米中対立が起こり、経済のデカ
ップリング等のグローバル化に逆行するような現象が発生して
きているのはよくご存じのとおりです。しかもEU諸国ではその
移民政策の結果、移民の人口が増え、多くの社会問題を引き起
こしています。特にイスラム教徒の移民との軋轢が大きく、深
刻な社会問題となっています。例えばフランスでは預言者ムハ
ンマドの風刺画を授業で見せた教師が殺害されるという事件が
発生し、スウェーデスではギャングの増加での治安の悪化や暴
動が起こっており、福祉国家としてのスウェーデンの国家財政
にも大きな影響を与えています。このような移民問題はEU諸国
全体でみられ、民主主義の基本理念である人権、個性尊重、男
女平等の考えとは大きなジレンマを生じさせています。
2)EU諸国、米国における保守政権の台頭
こうしたグローバルリズムの反動としてEU諸国に於いては、この約十数年の間に自国ファースト、反グローバル主義、移民政策反対を掲げた保守勢力が台頭してきています。
オランダでは、昨年末の総選挙で、ヘルト・ウィルダース党首が率いる、極右政党の自由党が大勝し第一党となりました。ウィルダース氏は移民制限やEU統合に懐疑的な姿勢を強調しており、今後のオランダの政治に大きな変化をもたらす可能性があります。
イタリアでは、極右政党「イタリアの同胞FDI)」を率いる
ジョルジャ・メローニ氏が2022年9月の総選挙で勝利し、イタ
リア初の女性首相に就任しました。メローニ氏は、第2次世界大
戦後のイタリアで最も右派に傾斜した連立政権を樹立し、移民
制限をはじめ自国ファースト等、保守的な政策を推進していま
す。
スウェーデンでは、マグダレナ・アンデション首相率いる左派勢力が2022年10月にウルフ・クリステション氏が率いる穏健党を中心とした右派勢力に敗北し、極右のスウェーデン民主党を含む複数の政党と協力して政権を運営しています。また旧東欧諸国でもハンガリーやポーランド等で保守的な価値観重視の政権が誕生し、EU統合に懐疑的な姿勢、反移民の立場を取っています。
米国においては、バイデン政権はリベラルな政策を推し進めてきましたが、移民政策や対中政策においては保守寄りの政策に一部修正せざる得ない状況に陥っており、また今年末の大統領選では「もしトラ」がささやかれているように、アメリカンファーストを掲げるトランプが大統領として復活しそうな勢いです。
3)日本の保守
田政権下では、移民の積極的な受入れ推進、LGPTQ法案の成立
等、リベラル的な政策が打たれ、また一部の政治家や財界人は、
経済的利益や地政学的な理由等から、中国との友好関係重視の親
中的な政策が取られています。こうした中2019年に神谷氏率い
る参政党が結成され、また昨年、小説家の百田氏が日本保守党を
立上げました。いずれも政治勢力としては欧米のような盛り上が
りにはなっていませんが今後自民党の姿勢いかんではこれらの政
党が政治勢力を伸ばしていくことも十分考えられます。
4)最後に
4月28日の東京15区で行われる衆議院補選がネットで話題にな
っています。自民推薦(予定)ファーストの会が擁立するリベラ
ル系の乙武氏をはじめとする既存政党の擁立する候補に対して日
本保守党の擁立する保守系の飯山氏がどれだけ得票できるか?
日本の将来に一石を投じる選挙として注目していきたいと思いま
す。